ロードバイクの保管には、このサイトで扱ってきた他の荷物と決定的に違う点があります。宅配型トランクルームに、ほぼ預けられないことです。
布団も衣類もタイヤも、まず宅配型が候補になりました。ロードバイクだけはサイズがプランに収まりません。この記事では各サービスの公式仕様(2026年8月19日確認)でどこなら預けられるのかを確かめ、総額を計算しました。
宅配型3サービスのうち、ロードバイクを預けられるのは宅トラだけです。サマリーポケットは対象外と明記されており、minikuraは3辺合計200cm以内という制限に輪行袋が入りません(L-100は230cm)。
その宅トラも、出し入れに12,710円かかります。月額は2,475円と安いのですが、出庫のたびに配送料が発生します。最低利用期間も6ヶ月です。
年4回以上乗るなら、屋内型トランクルームです。実測した23区の屋内型は最小室で月額6,350円前後。高く見えますが出し入れの回数に費用がかかりません。
屋外型は選ばないでください。実測では23区の屋外型のほうが月額が高いうえ(10,100円前後)、空調がありません。
宅トラの総額の構造(5割超が運送費)と契約前の注意点は、評判記事で検証しています。

屋内型を探すならこちら。郵便番号を入れると近くの空き物件と月額、空調の有無まで確認できます。

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宅配型に預けられるのは1サービスだけ
まず、いちばん安いはずの宅配型から確かめます。結論は「サイズで落ちる」です。
| サービス | ロードバイク | 根拠(公式) |
|---|---|---|
| サマリーポケット | 預けられない | 「スーツケース、スキー・スノーボード、ゴルフバッグ以外の大型アイテムは預けられません」 |
| minikura | 預けられない | 大型プランは3辺合計200cm以内。輪行袋がこの寸法に収まらない |
| 宅トラ | 預けられる | 3辺合計450cm以内・幅か奥行の一方200cm以下。ただし電動自転車は不可(バッテリー) |
minikuraが落ちる理由は、輪行袋の寸法にあります。メーカーが公表している収納サイズを当てはめると、こうなります。
| 輪行袋(オーストリッチ) | 収納サイズ | 3辺合計 | minikura 大型プラン(200cm以内) |
|---|---|---|---|
| L-100 | H1,100×W950×D250mm | 230cm | 30cm超過 |
| ロード220 | H1,070×W830×D200mm | 210cm | 10cm超過 |
前後輪を外しても200cmに収まりません。minikuraは自転車を名指しで禁止してはいませんが、サイズの上限で実質的に預けられないということになります。
唯一預けられる宅トラの実額
宅トラは大型家財を集荷して預かるサービスです。輪行袋に入れたロードバイクは「3辺250cmまで」の区分に収まります。
- 月額保管料
-
2,475円(3辺250cmまで)
- 初回引取料
-
7,740円(東京都から引取の場合)
- 出庫料
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12,710円。出し入れのたびにかかります
- 最低利用期間
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6ヶ月。6ヶ月未満で解約しても6ヶ月分の保管料が発生します。
- 季節の加算
-
3月1日〜4月12日は1依頼あたり2,200円が加算されます。
申し込む前に確認してほしい注意書きがあります。宅トラの公式サイトには、新規に申し込んだ利用者について、一部荷物の出庫および追加入庫の対応を停止しているというお知らせが掲載されています(2026年8月19日時点で掲載が続いています)。乗るために出したいロードバイクでは、ここが致命的になりえます。
大型家財の集荷サービスです。申し込む前に、出庫についてのお知らせを必ず確認してください。

3辺250cmまでで月2,475円。最低利用期間は6ヶ月で、出庫のたびに12,710円かかります。新規のお客様は一部荷物の出庫と追加入庫が停止中です(公式のお知らせ)。
宅トラで大型の家財を預けたときの実額と条件は、こちらで詳しく扱っています。

取り出しが年3回までなら宅トラのほうが安い
宅トラと屋内型トランクルームを、1年間で何回出すかで並べます。
| 年に取り出す回数 | 宅トラ(3辺250cmまで) | 屋内型トランクルーム(実測) | 安いのは |
|---|---|---|---|
| 1回 | 50,150円 | 76,200円 | 宅トラ(26,050円差) |
| 2回 | 62,860円 | 76,200円 | 宅トラ(13,340円差) |
| 3回 | 75,570円 | 76,200円 | 宅トラ(630円差) |
| 4回 | 88,280円 | 76,200円 | トランクルーム(12,080円差) |
| 12回(月1回) | 189,960円 | 76,200円 | トランクルーム(113,760円差) |
この表から読み取れることです。
- 分かれ目は年4回
-
季節ごとに乗る程度でも、この回数に届きます。
- 宅トラが効くのは「当分乗らない」場合だけ
-
留学や単身赴任、けがでしばらく乗れない、といった状況です。
- トランクルームは高く見えて、回数で逆転する
-
出し入れの回数に費用がかからないのが効いています。
なお、この試算にトランクルームの初期費用は入っていません。ハローストレージは事務手数料が使用料1ヶ月分、管理費が月2,200円かかります。そのぶんを足すと、分かれ目はもう少し後ろにずれます。
借りるときに確かめること
「月3,000円台から」という表示を鵜呑みにしないでください。当サイトが実測した23区の屋内型63件では、最小室の月額は6,350円前後で、半分の物件が5,475〜9,875円に収まりました。
実測した最小室にはロッカーサイズの区画が含まれています。ロードバイクは全長が長いため、縦置きスタンドを使って立てるのが基本ですが、高さの足りないロッカー型では立てられません。内見して天井までの高さを測ってください。
同じ実測で、屋内型22件のうちエレベーター有の掲示があったのは14件=64%でした。36%は階段で運ぶことになります。ロードバイクは軽いとはいえ、階段でハンドルやディレイラーをぶつける危険があります。
同じ実測で「空調有」の掲示があったのは16件=73%。4件に1件は屋内型でも空調の記載がありません。チェーンやスプロケット、ワイヤーは湿気でさびます。
実測では、23区の屋外型の最小室は月額10,100円前後。屋内型の6,350円より高いうえに空調がありません。また屋外型は都心8区で1件も見つかりませんでした。ロードバイクを屋外コンテナに入れる理由は見当たりません。
空調とエレベーターの実測値は、こちらで詳しく扱っています。

23区の月額を63件集計した結果はこちらです。

家に置く場合と、盗まれる件数
そもそも家に置けるなら、それがいちばん安い方法です。ただし置き場所には制限があります。
- 共用廊下・ベランダには置けない
-
マンションの共用部分は、管理規約と使用細則で用途が定められています。ベランダは避難経路にもなるため、物を置くことを使用細則で制限しているマンションもあります。自分のマンションの細則を確認してください。
- 駐輪場は盗難の場になりやすい
-
警察庁の「令和7年の犯罪情勢」によると、自転車盗の認知件数は17万2,654件(前年比1,366件・0.8%減少)。1日あたり約473件が盗まれている計算になります。
- 室内保管には床と壁の問題がある
-
縦置きスタンドや壁面のラックを使えば設置面積は小さくできますが、賃貸では壁に穴を開けられません。突っ張り式のラックでも、床や天井への荷重は自分の責任になります。
ベランダや共用部に置けるかどうかは、規約のどこに書いてあるかで決まります。

屋内型をもう1サービス。事務手数料・保証金・管理費・解約費が0円で、実費はカード代のみです。

全店舗が屋内型で、店舗により空調やセキュリティの仕様が異なります。無料の見学ができるので、区画の高さを測ってから決められます。
よくある質問
- ロードバイクは宅配型トランクルームに預けられますか?
-
3サービスのうち宅トラだけです。サマリーポケットは公式ガイドで「スーツケース、スキー・スノーボード、ゴルフバッグ以外の大型アイテムは預けられません」と明記しています。minikuraの大型プランは3辺合計200cm以内で、オーストリッチの輪行袋L-100(110×95×25cm=230cm)やロード220(210cm)が収まりません。宅トラは3辺合計450cm以内なので預けられますが、電動自転車は不可です。
- 宅トラとトランクルームはどちらが安いですか?
-
年4回が分かれ目です。宅トラは月2,475円と安いものの、初回引取7,740円と出庫12,710円がかかります。1年で年3回まで出すなら宅トラ、年4回以上出すなら当サイトが実測した屋内型トランクルーム(最小室の月額6,350円前後=年76,200円)のほうが安くなります。トランクルームは出し入れの回数に費用がかからないためです。
- 何畳の区画を借りればいいですか?
-
広さより高さで判断してください。ロードバイクは縦置きスタンドを使えば設置面積を小さくできますが、当サイトが実測した23区の屋内型の最小室にはロッカーサイズの区画が含まれており、立てられる高さがあるとは限りません。内見して天井までの高さを測ることをおすすめします。実測した最小室の月額は6,350円前後で、半分の物件が5,475〜9,875円に収まります。
- 屋外型のコンテナではだめですか?
-
おすすめしません。当サイトの実測では、23区の屋外型の最小室は月額10,100円前後で、屋内型の6,350円より高いという結果でした。そのうえ空調がないため、チェーンやワイヤーがさびます。また屋外型は都心8区(千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷・目黒・品川)で1件も見つかりませんでした。
- トランクルームなら盗まれませんか?
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絶対とは言えませんが、駐輪場よりは条件が良くなります。警察庁の「令和7年の犯罪情勢」によると、自転車盗の認知件数は17万2,654件で、1日あたり約473件が盗まれている計算です。屋内型トランクルームは施設への入館にカードや暗証番号が必要で、区画ごとにも施錠します。ただし補償の範囲は事業者ごとに違うので、高額な車体を預けるなら契約前に補償の上限を確認してください。
- マンションの共用廊下やベランダに置いてもいいですか?
-
管理規約と使用細則によります。共用部分は用途が定められており、ベランダは避難経路にもなるため、物を置くことを使用細則で制限しているマンションもあります。自分のマンションの細則を確認してください。禁止の根拠がどこに書かれているかは、当サイトの「マンションのベランダ収納」の記事で解説しています。
まとめ
年に何回乗るかで決めてください。
この記事で確かめた要点です。
- 宅配型で預けられるのは宅トラだけ。サマリーポケットは対象外、minikuraは3辺合計200cm以内で輪行袋(230cm・210cm)が入らない
- 宅トラは月2,475円だが、出庫のたびに12,710円。最低利用期間は6ヶ月
- 分かれ目は年4回。それ以上乗るなら屋内型トランクルーム(実測 最小室 月額6,350円前後)
- 借りる前に高さ・エレベーター・空調を確認する。実測でエレベーター有は64%、空調有は73%
- 自転車盗は年17万2,654件(警察庁・令和7年)。1日あたり約473件
本記事の料金と仕様は2026年8月19日に各サービス公式サイト・ヘルプセンターおよびアズマ産業(オーストリッチ)の製品仕様で確認し、トランクルームの月額と設備の割合は同日に当サイトが集計した東京23区の実測値です(掲載物件63件・設備は有効59件)。自転車盗の件数は警察庁「令和7年の犯罪情勢」(令和8年2月)の公表値です。内容は変更される場合がありますので、申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。
サービス全体を1年の総額で比べるなら、こちらにまとめています。

自転車ではなくバイクを置く場合は、必要な設備がまったく変わります。



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