ワインが増えて、家のセラーに入りきらない。——トランクルームに置けば済むように思えますが、普通のトランクルームは、ワインに合う温度まで冷やしていません。
この記事では、ワインの保管サービス6つの公式の料金と温度・湿度を確かめ(2026年10月1日確認)、1本あたりの月額を同じ物差しで計算しました。送って預ける型と、借りたセラーに自分で出し入れする型に分けて並べます。
ワインは、普通のトランクルームではなく、温度を管理するワインの保管サービスに預けます。空調の設定を公開しているハローストレージとストレージ王の屋内型でも夏は28度前後で、屋外コンテナは東京の2026年夏に中が40℃以上の日が12日あった計算です。
取り出す回数が少ないなら、送って預けるのが安く済みます。6本入りの箱で預けるエノテカとTHE WINE CAVEは1本あたり月83円で、手持ちのワインを初めて預けるなら、箱代に行きのクール便の送料が入っているエノテカが始めやすくなります。
自分で出し入れするなら、ワイン用のセラーを借ります。40本台は横浜と船橋で月6,600円からです。100本前後なら、料金を確かめた23区内のセラーではスペラボ白金が1本119円でいちばん安くなります。
普通のトランクルームは、ワインの保管に向かない
温度の数字を公開しているワインの保管サービス4つは、どれも14〜15℃前後で管理しています。寺田倉庫は温度14℃±1℃・湿度70%±10%、キュラーズのワインストレージは平均14℃・平均70%、THE WINE CAVEは15℃前後・70%前後、エノテカの倉庫は15度前後です。
空調の設定を公開しているトランクルームも、ここまでは冷やしていません。ハローストレージは「空調のある物件につきましても、温度・湿度の管理は行っておりません」と書き、屋内型の空調は「夏季のみ28度前後で運転」です。ストレージ王も、空調のある屋内型の夏の設定を28〜29度としています。
屋外コンテナはさらに暑くなります。ハローストレージとスペースプラスは、コンテナの中を「外気温+5度前後」「外気±5℃」と書いています。これを気象庁の東京の気温に当てると、2026年6〜8月の91日のうち75日は中の最高が30℃以上、12日は40℃以上で、いちばん暑い日は42.1℃になる計算です。
トランクルームを運営するサービスも、ワインは別の部屋で預かっています。キュラーズ・スペラボ・ストレージ王・寺田倉庫は、トランクルームとは別に、温度と湿度を管理するワイン専用のセラーを用意しています。
夏のトランクルームの中が何度になるのかは、空調と夏の温度の記事で詳しく計算しています。

取り出す回数が少ないなら、送って預けるほうが安い
6本入りの箱で預けるエノテカとTHE WINE CAVEは、1本あたり月83円です。料金を確かめたセラーでいちばん安いスペラボ白金(1本119円)より安く、預けたワインは倉庫が温度を管理します。
| サービス | 1本あたりの月額 | 預けるとき | 取り出すとき |
|---|---|---|---|
| エノテカ(ミックスセラー) | 83円(6本の箱で月495円) | 専用ボックス1箱1,980円(行きのクール便の送料込み) | 配送料1個口1,430円 |
| エノテカ(オンリーセラー) | 66円(1〜10本) | エノテカで買ったワインだけ | 配送料1,430円(10本まで) |
| THE WINE CAVE | 83円(6本の箱で月495円) | 1箱55円+クール便は自分で手配 | 1箱220円 |
| 寺田倉庫(ボトル保管) | 121円 | 0円(送料は自分持ち) | 1本1,650円・2〜6本1,980円 |
そのかわり、送って預ける型は取り出すたびに送料がかかります。エノテカは1個口1,430円、寺田倉庫は1本1,650円です。エノテカで取り出した箱の中身を入れ替えてもう一度預けるときは、再入庫の送料1,430円もかかります。
48本ぶんで比べると、エノテカの8箱は月3,960円で、横浜や船橋のセラー(月6,600円)との差は月2,640円です。取り出すだけなら月1回でも送って預けるほうが安く済みますが、毎月1箱を取り出して入れ替えると、往復の送料で月2,860円かかり、セラーを借りるほうが安くなります。
THE WINE CAVEは、手持ちの箱のまま預けられる
THE WINE CAVEは、ネットショップなどで買ったときの箱のまま預けられます。6本入りの箱が月495円、12本入りが月990円で、預けるときに1箱55円、取り出すときに1箱220円の荷役料がかかります(税込)。
個人の場合、倉庫へは自分で宅配便(クール便)を手配して送ります。最低保管期間は6ヶ月です。倉庫は温度15℃前後・湿度70%前後で、毎月1回、温度と湿度の記録がメールで届きます。運営は1949年創業の倉庫会社、中央海産です。
寺田倉庫のボトル保管は、1本ずつ撮影して管理する
寺田倉庫のボトル保管は、1本から預けられます。保管料は1本月121円で、預けたワインは専門スタッフが1本ずつ撮影し、銘柄や生産者をデータにします。保管中のワインは、Wine-Searcherの参考市場価格と一緒に一覧で見られます。
宅配便で送るときの手数料は0円(送料は自分持ち)で、取り出しは宅配便で1本1,650円、2〜6本で1,980円です(税込)。1本ずつ取り出すたびに1,650円かかるので、長く寝かせておくワインに向きます。
エノテカは、箱代に行きのクール便の送料が入っている
エノテカのミックスセラーは、専用ボックス(1箱1,980円)を買って手持ちのワインを詰め、倉庫へ送る仕組みです。箱代には梱包材と、倉庫へ送るときのクール便の送料が入っています。保管料は1箱月495円(1〜20箱・税込)で、倉庫に届いた翌月から払います。
取り出すときは、自宅などへクール便で届けてもらいます(配送料1個口1,430円)。レンタルセラーの案内ページとQ&Aには最低保管期間の記載がなく、全部取り出せば翌月から保管料はかかりません。支払いはクレジットカードだけです。倉庫は栃木県那須塩原市にあり、約3分の2が地下に埋まった定温倉庫で、15度前後に保たれています。
エノテカで買ったワインなら、1本から預けるオンリーセラーもあります。1〜10本は1本月66円、11〜50本は55円です(税込)。

手持ちのワインを初めて預けるなら、箱と行きの送料が1つの料金にまとまっていて、最低保管期間の記載もないエノテカが始めやすくなります。
手持ちのワインは専用ボックス(1箱1,980円・行きのクール便の送料込み)で送り、保管料は1箱月495円からです(税込)。
自分で出し入れできるワインセラーは、月6,600円から借りられる
好きなときにワインを出し入れしたいなら、ワイン用のセラーを借ります。料金を確かめた4サービス・7拠点では、40本台のセラーが月6,600円からで、表のセラーの1本あたりは119〜298円です。
| セラー(場所) | いちばん小さいセラー | 100本前後のセラー |
|---|---|---|
| スペラボ 白金(港区) | 100本 月11,890円(1本119円) | 同じ(100本がいちばん小さい) |
| 寺田倉庫 都筑新石川(横浜市) | 48本 月6,600円(1本138円) | 108本 月13,200円(1本122円) |
| 寺田倉庫 二子玉川・世田谷代田(世田谷区) | 48本 月8,800円(1本183円) | 96本 月16,500円(1本172円) |
| 寺田倉庫 天王洲(品川区) | 48本 月14,300円から(1本298円) | — |
| ストレージ王 南船橋(千葉県船橋市) | 40本ほど 月6,600円(1本165円) | — |
| キュラーズ 駒場東大店(渋谷区) | 48本 月8,800円(1本183円) | 96本 月17,050円(1本178円) |
セラーの月額は、入れた本数にかかわらず同じです。24本しか入れなければ、横浜のセラー(48本・月6,600円)でも1本275円、スペラボ白金の100本なら1本495円になり、箱で送って預ける型(1本83円)よりずっと高くつきます。
40本台なら、横浜と船橋のセラーが月6,600円
寺田倉庫の都筑新石川(横浜市都筑区)は、48本のセラーが月6,600円です。24時間使え、専用の駐車場があります。ストレージ王の南船橋ワインセラー(千葉県船橋市・南船橋駅から徒歩9分)は、40本ほど入る棚が月6,600円(利用料5,500円+管理料1,100円)で、24時間使えます。ただしストレージ王は、初めに事務手数料5,500円と鍵交換代4,400円がかかります。
23区内では、寺田倉庫の二子玉川・世田谷代田とキュラーズ駒場東大店(定価)の48本のセラーが月8,800円です。キュラーズはいま5ヶ月間30%引きで月6,160円になり、割引は利用開始の翌々月から始まります。初めにセキュリティカード代2,970円がかかります(税込)。寺田倉庫の天王洲(品川区)は48本で月14,300円からで、ソムリエが常駐し、営業は10〜18時(日祝休み)です。
100本前後なら、23区内ではスペラボ白金がいちばん安い
スペラボの白金(港区・白金高輪駅から徒歩7分)は、100本入るセラーが通常月10,900円です。毎月990円の保証パックを足しても1本119円で、料金を確かめた23区内のほかのセラー(寺田倉庫の二子玉川・世田谷代田とキュラーズ駒場東大店は96本で1本172〜178円、寺田倉庫の天王洲は48本で1本298円から)より安くなります。
スペラボの料金表には、税込かどうかの記載がありません。仮に税抜だったとしても1本131円で、23区内のほかのセラーより安いことは変わりません。23区の外まで広げると、寺田倉庫の都筑新石川(横浜市)の108本が1本122円で、ほぼ並びます。
スペラボ白金は24時間365日使え、入室は暗証番号の電子ロックです。いまは100本のセラーが月5,900円で出ていて、白金の店舗ページにはこの料金がいつまでかの記載がありません。よくある質問は、初期費用は初月の料金だけと答えています。ただし料金表では初期費用の欄に保証パック料1,500円と出ていて、よくある質問の「毎月990円」と食い違うので、申し込む前に毎月の金額を確かめてください。
スペラボの料金の仕組みと口コミは、評判の記事にまとめています。


23区内でワインを100本前後、自分で出し入れしながら預けたいなら、料金を確かめたなかで1本あたりがいちばん安いスペラボ白金が候補です。
白金のワインセラーは24時間365日、暗証番号の電子ロックで入室します。毎月の料金は部屋の料金と保証パック990円です(公式のよくある質問)。
よくある質問
- トランクルームにワインを置いても大丈夫ですか?
-
おすすめしません。空調の設定を公開しているハローストレージとストレージ王の屋内型でも、夏は28度前後です。温度の数字を公開しているワインの保管サービス4つは、14〜15℃前後で管理しています(各サービスの公式・2026年10月1日確認)。
- ワインの保管サービスは1本いくらですか?
-
1本あたりの月額は、送って預けるなら66〜121円、自分で出し入れするセラーなら119〜298円です(料金を確かめた6サービスで、満杯に入れた場合)。6本入りの箱で預けるエノテカとTHE WINE CAVEは83円、1本ずつ預ける寺田倉庫は121円です(当サイトが各サービスの公式の料金から計算・2026年10月1日)。
- 自分で出し入れできるワインの保管はありますか?
-
あります。スペラボ(港区白金)・寺田倉庫(世田谷区・品川区・横浜市)・ストレージ王(千葉県船橋市)・キュラーズ(渋谷区)は、借りたセラーに自分で出し入れできます。40本台のセラーは月6,600円からです(各サービスの公式・2026年10月1日確認)。
- ワインを1本だけ預けられますか?
-
預けられます。寺田倉庫のボトル保管は1本から預けられ、保管料は1本月121円、宅配便での取り出しは1本1,650円です。エノテカで買ったワインなら、エノテカのオンリーセラーも1本から預けられます(1〜10本は1本月66円・いずれも税込)。
- ワインの保管サービスは何度で管理していますか?
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温度の数字を公開している4つは、14〜15℃前後です。寺田倉庫は14℃±1℃・湿度70%±10%、キュラーズは平均14℃・平均70%、THE WINE CAVEは15℃前後・70%前後、エノテカの倉庫は15度前後です(各サービスの公式)。スペラボとストレージ王は、温度・湿度を管理していると店舗ページに書いていますが、数値は載せていません。
まとめ
ワインは、温度を管理するワインの保管サービスに預けます。
- 普通のトランクルーム
-
空調の設定を公開しているハローストレージとストレージ王の屋内型でも夏は28度前後。屋外コンテナは東京の2026年夏に中が40℃以上の日が12日
- 取り出す回数が少ない
-
送って預ける。6本入りの箱で1本83円。初めてならエノテカ(箱代1,980円に行きのクール便の送料込み)
- 1本ずつ管理したい
-
寺田倉庫のボトル保管。1本121円で、1本ずつ撮影してデータにする
- 自分で出し入れする
-
40本台は横浜と船橋のセラーが月6,600円。100本前後は、料金を確かめた23区内のセラーではスペラボ白金が1本119円でいちばん安い
本記事の料金と温度・湿度は各サービスの公式サイトで2026年10月1日に確認しました。1本あたりの月額は、公式の料金を収納できる本数で割った当サイトの計算です。屋外コンテナの温度は、気象庁の東京の気温に公式の「外気±5℃」を当てた計算で、実測ではありません。料金とキャンペーンは変わることがあるため、申し込む前に必ず公式サイトで確かめてください。
23区内で100本前後のワインを自分で出し入れしたいなら、スペラボ白金の空きを確かめてください。
白金のワインセラーは24時間365日、暗証番号の電子ロックで入室します。毎月の料金は部屋の料金と保証パック990円です(公式のよくある質問)。

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