「月額半額キャンペーン」に釣られて契約したら、1年縛りの違約金で逆に高くついた。
退去時に「室内清掃費」として数万円請求された。
トランクルームの料金トラブルは後を絶ちません。
公式サイトに大きく書かれている「月額料金」は、支払総額の一部でしかないからです。
この記事では、2025年12月時点の各社データを徹底調査し、「賃料」「初期費用」「維持費」「解約金」のすべてを網羅した完全版の相場表を公開します。
東京と地方の価格差、広さごとの適正価格、そして業者が隠したがる「キャンペーンの罠」まで、契約前に知っておくべきお金の知識を全て詰め込みました。
【早見表】主要5社の料金ルールと相場一覧
詳細な解説に入る前に、各社の「相場観」と「課金ルール」を把握してください。
※表の見方(前提)
- 賃料相場: 東京・大阪などの都市部で「1畳」借りた場合の目安。
- 管理費: 毎月必ず上乗せされる固定費。
- 初期費用: 契約時にかかる合計額の目安(前家賃を含む)。
- 縛り: キャンペーン適用時の最低利用期間。
| 業者名 | 賃料相場(1畳あたりの目安) | 管理費(毎月プラス) | 更新料(年に1回) | 初期費用の目安(内訳の構成比) | 縛り期間(CP適用時) |
| ハローストレージ | 8,000円〜 | 2,200円 | 0.5ヶ月分 +年保証料 | 賃料の 3.5倍 (事務手1+保証0.8+前家賃1+鍵代等) | あり (1年等) |
| 加瀬のレンタルボックス | 6,000円〜 | 0円 (込) | なし | 賃料の 2.0倍 (事務手1+前家賃1) | あり (1年等) |
| キュラーズ | 12,000円〜 | 0円 (込) | なし | 賃料の 1.0倍 (前家賃1+カード代2,970円) | なし (短期OK) |
| ライゼボックス | 8,000円〜 | 2,000円〜 | 0.5〜1ヶ月 | 賃料の 5.0倍 (敷金3+事務手1+前家賃1) | 物件による |
| サマリーポケット | 400円〜 (1箱) | 0円 (込) | なし | 0円 (ボックス代数百円のみ) | なし |
この表からわかる「選び方」の正解
- とにかく安く借りたい(長期):
- ベースの賃料が安く、管理費込みの「加瀬のレンタルボックス」。
- 高くても綺麗で、短期で借りたい:
- 賃料は高いが、初期費用と管理費がかからない「キュラーズ」。
- 家の近くで見つけたい(長期):
- 管理費や更新料はかかるが、物件数が多く標準的な価格の「ハローストレージ」。
- 荷物が少ない(段ボールのみ):
- 物理的な場所代がかからない「サマリーポケット」。
ここからは、「賃料」→「初期費用」→「維持費」→「解約金」の順に、費用の詳細を解説します。
【賃料】エリア・サイズ別の月額相場
まずは費用のベースとなる「賃料(月額使用料)」の適正価格を知ってください。
地価の高い「東京都心」、標準的な「地方都市」、そして「郊外」で、相場はこれだけ違います。
屋内型トランクルーム(ビルインタイプ)
空調・セキュリティ完備。服、本、家電、家財道具向け。
| サイズ | 東京都心 (港・渋谷) | 東京23区・大阪市 | 地方都市・郊外 |
| 0.5畳 (ロッカー) | 5,000円 〜 8,000円 | 3,000円 〜 5,000円 | 2,000円 〜 4,000円 |
| 1.0畳 (クローゼット) | 12,000円 〜 18,000円 | 8,000円 〜 12,000円 | 5,000円 〜 7,000円 |
| 1.5畳 〜 2.0畳 | 20,000円 〜 30,000円 | 15,000円 〜 22,000円 | 8,000円 〜 12,000円 |
| 4.0畳以上 | 50,000円 〜 | 35,000円 〜 | 20,000円 〜 |
屋外型レンタルボックス(コンテナ)
車横付け可。タイヤ、アウトドア用品、工具、バイク向け。
※都心部にはほとんど存在しません。
| サイズ | 東京23区・都市部 | 地方都市・郊外 |
| 1.5畳 〜 2.0畳 | 8,000円 〜 12,000円 | 4,000円 〜 7,000円 |
| 3.0畳 〜 4.0畳 | 15,000円 〜 20,000円 | 8,000円 〜 12,000円 |
| 8.0畳 (コンテナ1本) | 30,000円 〜 45,000円 | 15,000円 〜 25,000円 |
| バイク専用 | 10,000円 〜 18,000円 | 5,000円 〜 10,000円 |
【初期費用】契約時にかかる費用の全内訳
「敷金・礼金0円!」と書いてあっても、初期費用はかかります。
なぜなら、不動産賃貸とは違う独自の費目が存在するからです。
見積もりが跳ね上がる費用の正体
| 項目 | 相場・目安 | 備考・注意点 |
| 当月分 + 翌月分使用料 | 月額の2ヶ月分 | 前払い制が基本。日割りがきく会社と、きかない会社がある。 |
| 事務手数料 | 月額の1ヶ月分 | 契約手続き費用。Web申し込みで無料になるケース多し。 |
| 保証委託料 | 月額の0.5〜1ヶ月分 | 連帯保証人の代わり(パルマ等)。審査時に必須。 |
| 鍵代 (セキュリティ登録料) | 3,000円 〜 5,000円 | 屋外コンテナの南京錠や、屋内型のカードキー代。 |
| 管理費・共益費 | 月2,000円 × 2ヶ月分 | 毎月の固定費も、初期費用として先払いさせられる。 |
| 保険料 (安心パック) | 月500円 × 2ヶ月分 | 火災・盗難保険。ほぼ加入必須。 |
【警告】
これらを全て足すと、月額賃料の「3.5ヶ月〜4ヶ月分」になります。
賃料5,000円の部屋を借りるのに、初期費用で2万円〜3万円かかるのはこのためです。
【管理費・更新料】毎月・毎年かかる維持費
契約した後にかかり続けるお金の話です。
ここを見落とすと、「思ったより毎月の引き落とし額が高い」となります。
1. 毎月の上乗せコスト(管理費+保険)
表示価格(賃料)に加えて、以下の費用が毎月加算されます。
- 管理費: 月額2,200円前後(ハローストレージ等)
- 保険料: 月額500円〜1,000円(補償内容による)
- 口座振替手数料: 月額110円〜(クレカ払いの場合は無料)
※加瀬のレンタルボックスやキュラーズ、minikuraは、これらが「込み」の表記になっているため、表示価格=支払額となります。
2. 年に一度の「更新料」と「年間保証料」
ここが最大の落とし穴です。「更新料」とは別に、保証会社へ支払う「年間保証料」がかかるケースがあります。
- 更新料: 運営会社へ支払う(使用料の0.5〜1ヶ月分)。
- 年間保証料: 保証会社へ支払う(年額4,000円〜5,000円程度)。
- ※ハローストレージなどの場合、この2つが両方かかる(またはセットで請求される)ため、年に1回「月額の1.5倍」近い出費が発生します。
【解約金】退去費用とキャンペーンの縛り
最後に出る時のお金です。トラブルになりやすいポイントです。
1. 「キャンペーン半額」の裏にある違約金
「使用料6ヶ月半額」などのキャンペーンを利用した場合、必ず「最低利用期間(1年など)」が設定されます。
期間内に解約すると、「割引分を全額返金」または「違約金1ヶ月分」を請求されるため、半年以内の短期利用ならキャンペーンは使わないのが鉄則です。
2. 解約手数料・室内整備料
- 相場: 5,000円 〜 10,000円
- 内容: 退去後の清掃費や鍵交換費です。初期費用に含まれていない場合、退去時に請求されます。
3. 「解約月」の日割り計算はされない
多くの業者では、解約月は「満額請求(日割りなし)」です。
- 例:1月2日に解約しても、1月分は全額払う必要があります。
- 対策: 「前月末までの解約通知」が必要なケースが多いため、解約を決めたら早めにWebから申請してください。
【計算式】あなたの本当の支払額はいくら?
気になった物件の【 月額賃料 (A) 】を数字に入れて計算してみてください。
【1】 最初に払うお金(初期費用)
契約時に必要な現金の目安です。
( 月額賃料 × 3.5 )+ 5,000円
- 月額賃料 × 3.5: 事務手数料・保証金・当月/翌月分の前払い賃料など
- 5,000円: 鍵代・セキュリティ登録料の目安
- ※Webキャンペーンの場合:
( 月額賃料 × 2.5 )程度まで安くなります。 - ※キュラーズ・加瀬の場合:
( 月額賃料 × 2.0 )程度(ほぼ賃料のみ)です。
【2】 毎月の引き落とし額
表示価格(A)以外にかかる固定費を足します。
月額賃料 + 2,700円
- 2,700円の内訳: 管理費(約2,200円)+ 保険料(約500円)
- ※キュラーズ・加瀬・サマポケの場合: 管理費・保険料が込みのため、
月額賃料のままです。
【3】 1年間の総支払額(トータルコスト)
「安物買いの銭失い」を防ぐための最終確認です。
初期費用 + ( 毎月の支払額 × 11 ) + ( 0.5ヶ月分 + 5,000円 )
- × 11: 初期費用に最初の1ヶ月分が含まれているため、残りの11ヶ月分です。
- 0.5ヶ月分: 年に1回の「更新料」です。
- 5,000円: 年に1回の「年間保証委託料」です(※保証会社利用の場合)。
- ※更新料・保証金なしの業者の場合: 最後の
( )は不要です。
まとめ:料金表の「月額」だけを見るな
トランクルームの料金比較は、月額料金だけを見ても無意味です。
- 初期費用はいくらか?(事務手数料や管理費の前払いはあるか)
- キャンペーンの縛り期間は?(違約金のリスク)
- 更新料はあるか?(年1回のコスト増)
- 管理費・保険料・年間保証料は別か?(維持費の増大)
これらを全て足し合わせた「総額」で比較してください。
特に「1年未満」の利用なら、迷わず「初期費用が安い会社(キュラーズ、加瀬、宅配型)」を選ぶのが、最も賢い節約術です。
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トランクルーム料金に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 1ヶ月だけ借りたいのですが、一番安いのはどこですか?
A. 「宅配型(サマリーポケット等)」または「キュラーズ」です。
ハローストレージなどの屋外型は、初期費用だけで数万円かかるため、1ヶ月で解約すると非常に割高(実質月額3〜4万円)になります。
宅配型なら初期費用0円、キュラーズも初期費用0円のため、短期利用のコスパは最強です。
Q2. バイクを置く場合の料金相場は?
A. 屋外型で月10,000円〜15,000円が目安です。
駐車場よりは高いですが、盗難防止・雨風対策としての価値があります。加瀬のレンタルボックスなど、バイク専用物件が多い会社の方が割安な傾向があります。
Q3. 田舎(地方)のトランクルームは安くなりますか?
A. はい、大幅に安くなります。
土地代が安いため、屋外コンテナなら月3,000円〜4,000円で借りられるエリアも多いです。ただし、地方は「車でのアクセス」が前提となるため、自宅からの距離(ガソリン代・時間)もコストとして計算に入れてください。