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トランクルームは、借りるときよりやめるときのほうが条件が複雑です。「解約金0円」と書いてあっても、実際には1〜2ヶ月分をよけいに払って終わります。
この記事では主要9サービスの解約条件を各社公式(2026年8月19日確認)で取り直し、最短でやめたときに総額がいくらになるかまで計算しました。
解約でいちばん損をしにくいのはキュラーズです。公式に事務手数料・保証金・解約費がいずれも0円と明記されており、月額8,000円の部屋を最短の2ヶ月でやめた場合の総額は18,970円(実質月額9,485円=表示の1.19倍)にとどまります。
同じ条件でハローストレージは34,340円(実質月額17,170円=表示の2.15倍)。月額が同じでも、やめ方まで含めると総額は1.8倍の差になります。
宅配型は3ヶ月以上預けるならもっとも軽く済みますが、minikuraもサマリーポケットも最低保管期間3ヶ月があり、それ未満で取り出すと早期取り出し料金がかかります。「宅配型は解約金なし」は正確ではありません。
解約費・事務手数料・保証金がいずれも0円です。まず近くの店舗を確認してください。

事務手数料・保証金・管理費・解約費は0円。実費はセキュリティカード代2,970円(税込)のみです。
「解約金0円」でも1〜2ヶ月分よけいに払うことになる理由
解約でかかるお金は手数料だけではありません。実際の負担は次の3つの合計で決まります。
- 予告期間
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申し出てすぐには終わりません。主要各社とも申し出た月の翌月末が最短の終了日です。つまり思い立った時点から、最低でももう1ヶ月分は確定します。
- 日割りなし
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キュラーズは「月の途中で解約となった場合でも日割返金はありません」、ハローストレージは「日割りでのご解約は承っておりません」と公式に明記しています。1日で退去しても、その月は満額です。
- 解約時の手数料
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0円の会社もあれば、5,500円〜13,200円がかかる会社もあります。スペラボのように月途中の解約でも1〜3ヶ月分が発生する会社もあります。
この3つのうち予告期間と日割りなしは、ほとんどの会社で共通です。つまり会社選びで差がつくのは3つ目の手数料だけ、と考えて構いません。
1ヶ月だけ使いたい場合は、この構造そのものが不利に働きます。期間が決まっているなら、部屋タイプ以外の選択肢も比べてください。

【全社比較】解約の予告期間と手数料
公式に記載のある条件だけを並べました。記載が見つからなかったものは空欄にせず「記載なし」と書いています。
| サービス | 解約の申し出期限 | 解約時の費用 | 日割り |
|---|---|---|---|
| キュラーズ | 解約日の前月末日まで(当月解約不可) | 0円 | 日割返金なし |
| ハローストレージ | 連絡日を起算して翌月末日が最短 | 室内清掃料 13,200円(安心保証パック加入で無料) | 日割りなし |
| スペースプラス | 連絡した月の翌月末 | 5,500円(+更新手数料 年5,500円) | 記載なし |
| 加瀬のレンタルボックス | 解約予定月の前月末まで | 記載なし(7日以内のキャンセルでも最大5,500円) | 記載なし |
| スペラボ | マイページからのみ(受付完了メールなし) | 退去時手数料+中途解約1〜3ヶ月分。返金なし | 返金なし |
| ドッとあ〜るコンテナ | 記載なし(鍵の返却は退去日から1週間以内) | 記載なし | 記載なし |
| minikura | 予告不要(取り出せば終了) | 最低保管期間3ヶ月。未満は980円+保管料相当額 | 初月は日割り |
| サマリーポケット | 予告不要(取り出せば終了) | 最低保管期間3ヶ月。未満は一律1,760円 | 初月は日割り |
| 宅トラ | — | 最低保管期間6ヶ月。未満でも6ヶ月分 | — |
予告期間は上位4社ともほぼ同じで、どこを選んでも「申し出た月の翌月末」までは払います。違うのは手数料で、キュラーズの0円とハローストレージの13,200円が両端です。
【試算】月額8,000円の部屋を最短でやめると、実質月額はいくらか
解約条件の差は、月額の表示価格には出てきません。そこで月初に契約し、その月のうちに解約を申し出て翌月末で終えるという最短の2ヶ月で、総額を計算しました。
| サービス | 内訳 | 2ヶ月の総額 | 実質月額 | 表示比 |
|---|---|---|---|---|
| キュラーズ | 使用料16,000+セキュリティカード代2,970 | 18,970円 | 9,485円 | 1.19倍 |
| スペースプラス | 使用料16,000+事務手数料8,000+解約手数料5,500 | 29,500円 | 14,750円 | 1.84倍 |
| ハローストレージ | 使用料16,000+管理費4,400+事務手数料8,000+鍵代3,080+セキュリティ登録料1,100+安心保証パック1,760 | 34,340円 | 17,170円 | 2.15倍 |
| スペラボ | 契約後のキャンセル不可・中途解約1〜3ヶ月分・返金なし | 算出不能 | — | — |
同じ月額8,000円でも、2ヶ月でやめると総額に15,640円の差が出ます。キュラーズが軽いのは、初期費用と解約費のどちらも0円だからです。逆にハローストレージは、事務手数料・鍵代・登録料が入口に集中しているため、短く使うほど1ヶ月あたりの負担が重くなります。
上の試算は月額8,000円の場合です。自分が検討している月額と利用期間を入れると、解約までの総額がその場で計算できます。
月額いくらの部屋を、何ヶ月借りる?
料金は2026年8月26日に各社公式サイトで確認した内容にもとづく試算です。 月初契約を前提に計算しています。実際の金額は物件・プランにより変わります。
入口側の費用は、契約前に金額まで確認できます。

ハローストレージの室内清掃料13,200円と、安心保証パックの関係

公式FAQの「安心保証パック・安心保証パックプラス」に、「13,200円の室内清掃料が無料になるサービス」と明記されています(FAQの質問文では「解約時の室内整備料」とも表現されています)。解約時にこの13,200円がかかることは、このパックの説明の中でしか書かれていません。
安心保証パックは毎月の請求に含まれ、公式FAQの初期費用の説明から月880円程度と読めます。ここから次のことが言えます。
安心保証パックが得かどうかは、使う期間で決まります。
- 15ヶ月未満でやめるなら → 払った額(880円×月数)より13,200円のほうが大きく、加入していたほうが軽い
- 15ヶ月を超えて使うなら → 払った額が13,200円を超え、室内清掃料を分割で前払いしているのと同じになる
加えて公式FAQは「軽度な修繕であれば、ご請求は発生いたしません。床や壁に穴が開いていたり、シミやタイヤ痕がついてしまっているなど、高額な修繕費用が発生する損害が見られる場合にはお客様負担となります」としています。加入していても、大きな損傷は別に請求されます。
更新料も見落としやすい費目です。1年に1回、使用料の0.5ヶ月分がかかり、公式は「更新月の事前お知らせは行っておりません」と明記しています。しかも更新月の前月に使用料と合算で請求されるため、解約のタイミングが更新の直後になると、払ったばかりの更新料が無駄になります。
郵便番号を入れると近くの空き物件と月額が確認できます。
郵便番号を入れるだけで空室と月額が確認できます。WEB申込で初期費用が割引されます。
ハローストレージは入口側にも費用が集中しています。1年ぶんの請求を月別に追った記事で、実質月額まで確認できます。

宅配型にも「解約金」はある。最低保管期間は3ヶ月
「宅配型は解約手数料がないから短期でも安心」は正確ではありません。minikuraもサマリーポケットも最低保管期間を3ヶ月に設定しており、それより早く取り出すと早期取り出し料金がかかります。
| 取り出した時期 | minikura | サマリーポケット |
|---|---|---|
| 入庫した月 | 保管料相当額2ヶ月分+980円 | 1,760円 |
| 入庫の翌月 | 保管料相当額1ヶ月分+980円 | 1,760円 |
| 入庫の翌々月 | 980円 | 1,760円 |
| 入庫月から4ヶ月目以降 | 0円 | 0円 |
実際にいくらになるかを、1箱を2ヶ月でやめた場合で計算しました。
| サービス | 保管料 | 早期取り出し | 取り出し送料 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| minikura HAKO(月320円) | 640円 | 1,300円 | 1,100円 | 3,040円 |
| サマリーポケット エコノミー レギュラー(月330円) | 660円 | 1,760円 | 1,100円 | 3,520円 |
月額320円のつもりで預けて、2ヶ月でやめると1箱3,000円を超えます。宅配型が明確に軽くなるのは4ヶ月目以降で、minikuraは1年以上預けたBOXなら取り出し送料も0円になります。
3ヶ月以上預けるなら、解約でもめる要素がもっとも少ない方式です。

初期費用・BOX送料・預け入れ送料は0円。箱が届いてから詰めればOKです。
宅配型の2社は、取り出し送料の条件でも差がつきます。どちらを選ぶかは、預ける期間と出し入れの頻度で決まります。

とくに条件が厳しい2社:スペラボと宅トラ
解約の条件だけで見ると、この2社は使う期間が決まっていない人には向きません。どちらも公式に条件が明記されているので、契約前に必ず確認してください。
スペラボ|契約後のキャンセルは原則不可、中途解約でも1〜3ヶ月分
特定商取引法に基づく表記に、次の内容が並んでいます。設備は新しく、暗証番号で解錠できてWEBで完結する使い勝手はありますが、「とりあえず借りてみる」用途には適しません。
- 申込後のキャンセル
-
3日以内はメールか電話で無料。4日以降は賃料の0.5ヶ月分が発生します。
- 契約後のキャンセル
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原則承っていません。利用開始前に解約した場合でも、初期費用は返金されません。
- 中途解約
-
月の途中で解約した場合も契約内容に応じて1〜3ヶ月分の料金が発生し、返金はありません。
- 部屋の変更
-
契約期間中に、より小さい部屋へ変更することはできません。荷物が減っても月額は下げられません。
- 解約の手続き
-
マイページからのみ受け付けます。受付完了のメール等は送られません。
宅トラ|最低保管期間6ヶ月。未満でも6ヶ月分が一律でかかる
宅トラは大型家財を集荷して預けられる数少ないサービスですが、最低利用期間が6か月と定められています。6か月未満で解約した場合は、初回引取料・6か月分の保管料・全量出庫料の合計が一律で請求されます。
金額は公式が都道府県別に公開しています。東京都でミニボックスを使った場合は74,668円、レギュラーボックスは88,000円、北海道は127,600円です。1ヶ月で気が変わっても、この金額は変わりません。
それでも自分で運べない大型家財なら、宅トラ以外の選択肢はほぼありません。料金と6ヶ月の縛りを含めた実額は、専用の記事で扱っています。

解約手続きで詰まりやすい4つの落とし穴
条件を把握していても、手続きの進め方で追加請求になることがあります。いずれも公式に書かれているのに、見落とされやすいものです。
受付完了の通知が来ない会社がある
スペラボは公式に「受付完了のメール等はお送りしておりません」と明記しています。返信が来ないので未処理だと思い込み、放置して翌月分を請求されるのが典型的な失敗です。申請した日と画面を記録に残してください。
荷物の撤去期限は解約日と同じ
解約日までに荷物を全部出し終える必要があります。キュラーズは期限を過ぎて荷物が残っている場合、翌月分の利用料を請求すると明記しています。運搬手段を手配してから解約を申請してください。
鍵やカードの返却にも期限がある
加瀬のレンタルボックスは解約日の翌月5日まで、ドッとあ〜るコンテナは退去日から1週間以内が鍵の返却期限です。ハローストレージはセキュリティスティック・セキュリティカード・シリンダー錠の返却が必要で、交通系ICカードと個室用の南京錠は返却不要としています。
更新料の請求月と重なる
ハローストレージは1年に1回、使用料0.5ヶ月分の更新料がかかり、更新月の前月に使用料と合算で請求されます。しかも公式は事前のお知らせを行っていません。スペースプラスも契約後1年ごとに更新手数料5,500円がかかります。契約開始日を自分で記録しておくことが唯一の防御策です。
契約前に確認しておく4つのこと
解約条件は契約後に変えられません。出口の条件を見てから入口を決めるのが、唯一の対策です。
3ヶ月未満なら宅配型でも早期取り出し料金がかかります。1〜2ヶ月なら部屋タイプの初期費用が重すぎるため、そもそも預けない選択肢も含めて考えてください。
「解約金0円」だけを見ないでください。ハローストレージの室内清掃料13,200円のように、別の名前で書かれている費用があります。更新料と原状回復費用も同時に確認します。
主要各社とも「申し出た月の翌月末」が最短です。やめたい月の前月までに申し出ると覚えてください。日割り返金は無いので、月末に近い解約ほど無駄が少なくなります。
更新月は契約開始日から数えます。ハローストレージは契約開始日が1日ならその月、2日〜月末なら翌月から1年が更新月です。事前のお知らせが無いため、自分で持っておくしかありません。
屋内型・屋外型は賃貸借契約に近く、契約時にも審査や書類が必要になります。

更新料の有無と請求のタイミングも、契約前に確認しておく項目です。

よくある質問
- トランクルームの解約に違約金はかかりますか?
-
会社によります。キュラーズは事務手数料・保証金・解約費がいずれも0円と公式に明記しています。一方でスペースプラスは解約手数料5,500円、ハローストレージは室内清掃料13,200円(安心保証パック加入で無料)、スペラボは月途中の解約でも契約内容に応じて1〜3ヶ月分が発生し返金はありません。宅配型のminikura・サマリーポケットは解約手数料ではなく、最低保管期間3ヶ月未満の早期取り出し料金という形でかかります。
- 解約はいつまでに伝えればいいですか?
-
主要各社とも「申し出た月の翌月末」が最短の終了日です。キュラーズは「解約日の前月末日まで」で当月解約はできず、ハローストレージは「連絡日を起算して翌月末日が最短」、スペースプラスは「連絡した月の翌月末」、加瀬のレンタルボックスは「解約予定月の前月末まで」と定めています。宅配型は予告期間がなく、荷物を取り出した時点で終わります。
- 月の途中で解約したら日割りで返金されますか?
-
返金されません。キュラーズは「月の途中で解約となった場合でも日割返金はありません」、ハローストレージは「日割りでのご解約は承っておりません」と公式に明記しています。1日で退去してもその月は満額です。月初に解約日を設定すると1ヶ月分がまるごと無駄になるため、月末に近づける形で逆算してください。
- 宅配型なら短期でも損をしませんか?
-
3ヶ月未満だと損をします。minikuraは入庫初月に取り出すと保管料相当額2ヶ月分+980円、翌月なら1ヶ月分+980円、翌々月なら980円がかかります。サマリーポケットは時期とボックスの種類にかかわらず一律1,760円です。1箱を2ヶ月でやめるとminikuraで3,040円、サマリーポケットで3,520円になります。月額の安さが効いてくるのは4ヶ月目以降です。
- 解約したのに請求が続いています
-
次の3点を確認してください。(1)解約申請が正式に受理されているか。スペラボのように受付完了メールを送らない会社があります。(2)荷物の撤去が解約日までに完了しているか。キュラーズは荷物が残っている場合に翌月分を請求すると明記しています。(3)鍵やセキュリティカードを期限内に返却したか。いずれも該当しなければ、契約者本人から公式の窓口へ問い合わせてください。
- 1ヶ月だけ借りてすぐ解約できますか?
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契約はできますが、部屋タイプではほぼ確実に損をします。月額8,000円の屋内型を最短の2ヶ月でやめた場合の総額は、キュラーズで18,970円、スペースプラスで29,500円、ハローストレージで34,340円です。実質月額は表示の1.17〜2.15倍になります。1ヶ月程度なら、預けずに済ませる方法も含めて検討してください。
まとめ
解約条件は、契約前にしか選べません。月額の安さではなく、やめるまでの総額で判断してください。
この記事で確認した要点です。
- 予告期間は主要各社とも「申し出た月の翌月末」。日割り返金は無い。差がつくのは解約時の手数料
- 月額8,000円を最短の2ヶ月でやめると、キュラーズ18,970円/スペースプラス29,500円/ハローストレージ34,340円
- ハローストレージには室内清掃料13,200円がある。安心保証パック(月880円)で無料になるが、15ヶ月を超えると実質の前払いになる
- 宅配型にも最低保管期間3ヶ月がある。minikuraは980円+保管料相当額、サマリーポケットは一律1,760円
- スペラボは中途解約でも1〜3ヶ月分・返金なし。宅トラは最低6ヶ月で未満でも一律(東京・ミニボックス74,668円)
本記事の解約条件は2026年8月19日に各社公式サイト、公式FAQ、および特定商取引法に基づく表記で確認したものです。条件は変更される場合がありますので、契約前に必ず公式サイトでご確認ください。
入口の条件まで含めて選び直すなら、サービス全体の比較から見てください。



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