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ハローストレージの評判は「やばい」?高い初期費用や審査の理由を徹底検証

オレンジ色にキティちゃんの看板でおなじみの「ハローストレージ」。

全国10万室以上を持つ業界最大手ですが、契約前に検索すると「やばい」「初期費用が高い」「審査に落ちた」といった不安なワードが並び、二の足を踏んでいる方も多いはずです。

結論を言います。ハローストレージは「物件数(利便性)」と「信頼性」はダントツのNo.1ですが、「初期費用と更新料」は他社よりしっかり取られます。

「安く借りたい」「審査なしで借りたい」と思って申し込むと、見積もりを見て後悔することになります。

この記事では、ネット上の「悪い評判」の内容を検証し、契約前に知っておくべき「隠れコスト」の内訳から、ライバル「加瀬」「キュラーズ」との比較まで、あなたが損をしないための判断材料をすべて提示します。

ハローストレージとは?30秒でわかるサービス概要

東証上場企業のエリアリンク株式会社が運営する、日本最大規模のトランクルームサービスです。

北海道から沖縄まで全国47都道府県をカバーしており、その物件数は約10万室。「家の近くを探せば、高確率でハローストレージが見つかる」という圧倒的な利便性が最大の特徴です。

物件タイプも豊富で、一般的な「屋外コンテナ」「屋内トランクルーム」に加え、バイク専用駐車場や、一軒家をまるごと収納スペースに改装した「トランクハウス24」など、用途に合わせた選択肢が用意されています。

なぜ「やばい」と言われるのか?悪い口コミの3大原因と理由

「No.1だから完璧」ではありません。むしろ大手ゆえの「厳格なルール」や「コスト構造」に対する不満が、口コミとして噴出しています。

口コミ①「初期費用が高すぎる(賃料の3〜4ヶ月分)」

月額8,000円の部屋を借りようとしたら、初期費用で3万円以上請求された。敷金礼金0って書いてあるのに、事務手数料とか保証金とか色々取られる。短期利用だと完全に赤字。(Googleマップレビューより要約)

初期費用の目安は「賃料の3〜3.5ヶ月分」

ハローストレージには「敷金・礼金」はありませんが、代わりに以下の費用が発生します。

  • 使用料(当月分+翌月分)
  • 事務手数料(使用料の1ヶ月分)
  • 管理費(当月分+翌月分)
  • 安心保証パック(当月分+翌月分)
  • 鍵代(4,000円〜)

これらを合計すると、どうしても月額の3〜4倍の金額になります。

対策: 公式サイトの「Web申し込み限定キャンペーン(事務手数料0円、半年間半額など)」を利用しないと、定価で払うことになり大損します。

口コミ②「1年ごとの『更新料』を知らなかった」

ずっと借りていたら、1年後にいきなり「更新料」の請求が来た。賃貸マンションみたいに更新料があるなんて聞いてない。加瀬倉庫は更新料ないのに。(X / 旧Twitterより要約)

年に一度「0.5ヶ月分」の更新料がかかる

ハローストレージは賃貸契約に近いため、1年に1回「使用料の0.5ヶ月分」の更新料が発生します(※2025年現在)。

長く借りる予定の人は、月額だけでなく「年間のトータルコスト」で比較する必要があります。

口コミ③「審査に落ちて借りられなかった」

申し込みをした翌日に「審査落ち」の連絡が来た。理由は教えてくれない。クレジットカードの滞納歴があるからかもしれないけど、ただの倉庫なのに審査があるなんて。(個人ブログより要約)

保証会社の審査は「必須」条件となっている

上場企業が運営しているため、契約には保証会社の審査が必須です。過去にクレジットカードや家賃の滞納歴(ブラックリスト)がある場合、審査に通らない可能性があります。

逆に言えば、「支払い能力のない人や、身元の怪しい人は利用できない」というフィルターが機能しており、物件の治安維持に繋がっています。

契約前に知っておくべき「隠れコスト」の正体

公式サイトの月額料金だけを見て契約すると痛い目を見ます。

必ず発生する「月額以外のコスト」を可視化しました。

毎月かかる「管理費」と「保証料」

表示されている「使用料(賃料)」とは別に、以下の固定費が毎月加算されます。

  • 管理費:2,200円(税込)
    • ※屋外型・屋内型問わず一律でかかります。加瀬倉庫などは管理費込みの場合が多いですが、ハローは別です。
  • 安心保証パック:550円(税込)
    • 鍵の紛失対応や、収納物の補償(最大50万円)、室内整備料が含まれる保険です。加入は任意ですが、入らないとトラブル時に高額請求(鍵開け数万円など)になるため、実質必須です。

【結論:実際の支払額シミュレーション】

「月額4,000円」と書かれていても、実際は以下の計算になります。

4,000円(賃料)+2,200円(管理費)+550円(保証料) = 毎月6,750円

この「+2,750円」を必ず計算に入れて検討してください。

【良い口コミ】利用者が「やっぱりNo.1」を選ぶ理由

コストが高くても、審査が厳しくても、それでも日本で一番選ばれているのには理由があります。

「安さ」よりも「利便性と安心」を重視するユーザーの声を紹介します。

口コミ①:家の近くにあるから便利(圧倒的な物件数)

最初は安い加瀬倉庫を探したが、家から車で30分もかかる場所にしかなかった。ハローストレージは徒歩5分の場所にあったので即決。荷物の出し入れを考えたら、多少高くても「近さ」が正義。(X / 旧Twitterより要約)

物件数No.1だから「徒歩圏内」で見つかる

トランクルーム利用者の8割は「自宅から半径2km以内」で契約しています。

どんなに安くても、遠い倉庫まで荷物を運ぶのは重労働です。「探せば必ず近くにある」という物件数の多さは、継続して使う上で最大のメリットになります。

口コミ②:上場企業の管理体制で安心感がある

以前借りていた格安コンテナは、敷地が草ぼうぼうで夜は真っ暗だった。ハローストレージは場内が舗装されていて綺麗だし、照明もしっかり点く。女性一人で荷物を出しに行くなら、管理がしっかりしている大手がいい。(Googleマップレビューより要約)

「放置された倉庫」ではない管理の安心感

定期的な巡回清掃が行われており、場内アスファルト舗装やLED照明、防犯カメラの設置が進んでいます。「無人管理」である点は他社と同じですが、「放置されている感」がないのは大手ならではの安心感です。

口コミ③:交通系ICカードが鍵になって便利

屋内型を契約したが、手持ちのSuicaがそのまま入口の鍵として登録できた。わざわざ専用のカードキーを持ち歩かなくていいし、紛失のリスクも減るから地味に便利。(個人ブログレビューより要約)

スマホとICカードだけで入退館できる

最新の屋内型店舗では、交通系ICカード(Suica/PASMO等)を入館証として登録できるシステムが導入されています。物理的な鍵を管理する手間がなく、スマホケースに入れたICカードでサッと入館できる利便性は好評です。

決定版!失敗しない「部屋タイプ」と「広さ」の選び方

ハローストレージには大きく3つのタイプがあります。

まずはそれぞれのスペックと適した用途を確認してください。

タイプ別スペック一覧表

タイプサイズの目安月額相場 (目安)特徴・用途
屋外型
(コンテナ)
1.5帖 〜 8帖4,000円〜【コンテナ】
車を横付け可能。
タイヤ・キャンプ用品・工具。
屋内型
(トランクルーム)
0.5帖 〜 4帖3,000円〜【ビル内】
セキュリティ完備。
服・本・家電・コレクション。
トランクハウス240.5帖 〜 8帖5,000円〜【一軒家型】
屋内型の安心感+1階の便利さ。
空調完備のプレミアム物件。
バイク専用専用サイズ8,000円〜【駐車場】
ボックス型、パーキング型あり。
盗難対策。

1. 屋外型(コンテナ):一番多くて安い

空き地にコンテナを並べたタイプです。ハローの主力商品です。

  • 向いている人:
    • 車をコンテナの前に横付けして搬入したい人。
    • タイヤ、キャンプ用品、工具、資材など「重いモノ・汚れてもいいモノ」を置きたい人。
  • 注意点:
    • 断熱材は入っていますが、夏場は高温になります。服や本、家電は劣化するリスクがあります。
    • 2階は安いですが「移動式階段」での搬入になるため、重い荷物には向きません。

2. 屋内型(トランクルーム):安心・安全

ビルの中にある収納スペースです。セキュリティと空調が強みです。

  • 向いている人:
    • 服、布団、本、コレクション、家電を保管したい人。
    • 女性や、夜間に利用することが多い人(ALSOK等の警備が入っています)。
  • 注意点:
    • 屋外型より料金は高めです。
    • 台車は完備されていますが、エレベーターの有無は要確認です。

3. トランクハウス24:一軒家まるごと収納

一戸建てやアパートを丸ごとリノベーションした、ハロー独自の物件です。

  • 向いている人:
    • 「屋内型の安心感」と「屋外型の搬入のしやすさ(1階路面店が多い)」の両方が欲しい人。
    • 近隣住民に馴染む外観のため、隠れ家的に使いたい人。

広さ選びの目安

  • 0.5帖〜1帖(ロッカー〜クローゼット): ダンボール、季節外れの服、小物。
  • 1.5帖〜2帖(押し入れ): 単身者の引越し荷物、布団、自転車、タイヤ。
  • 3帖〜4帖(ウォークイン): 家族分の家財道具、ソファー、大型バイク。

【徹底比較】ハローストレージ vs 加瀬 vs キュラーズ

業界トップ3社の特徴を比較しました。

迷ったら「何を優先するか」で決めてください。

項目ハローストレージ加瀬のレンタルボックスキュラーズ (Quraz)
強み物件数No.1・信頼性安さ・即日高品質・スタッフ常駐
初期費用△ 高い (3〜3.5ヶ月分)◎ 安い (0〜2ヶ月分)〇 普通 (敷礼0・事務手のみ)
更新料あり (年0.5ヶ月分)なしなし
管理費2,200円/月0円 (込み)0円 (込み)
環境〇 平均的△ 古め◎ 非常に綺麗・空調完備
審査あり (厳格)あり (Web完結)なし (簡単)

ハローストレージを選ぶべき人

  • 「とにかく家の近くで探したい」(利便性重視)
  • 「怪しい業者は怖い。上場企業がいい」(信頼性重視)
  • 「屋外コンテナでも、ある程度綺麗なところがいい」

加瀬のレンタルボックスを選ぶべき人

  • 「遠くてもいいから、とにかく安く済ませたい」
  • 「今日すぐに荷物を入れたい」

キュラーズを選ぶべき人

  • 「高価な着物やワインを預けたい」
  • 「スタッフがいる店舗で安心して相談したい」

まとめ:長く安心して使うなら「業界No.1」が正解

「初期費用が高い」「更新料がある」という口コミは事実です。コストだけで見れば、加瀬倉庫などのLCC系には勝てません。

しかし、トランクルームは一度荷物を入れたら、数年単位で使い続けることが多いサービスです。

「家の近くにある」「場内が綺麗で使いやすい」「運営母体がしっかりしている」というメリットは、月額数百円の差額以上の価値があります。

まずは公式サイトで自宅の近くを検索し、「Web申し込み限定キャンペーン(事務手数料0円や半額)」の対象物件があるか確認してみてください。

ハローストレージの評判に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 解約はいつまでに連絡すればいいですか?

A. 解約したい月の「前月末日」までです。

以前は「翌月末解約(当月通知)」でしたが、現在は「当月末解約(前月通知)」に変更されています。

(例:12月末で解約したい → 11月30日までにWebマイページから申請)

解約日は「月末」固定で、日割り計算はされないので注意してください。

Q2. 短期利用(1ヶ月だけ)はできますか?

A. 可能ですが、コストパフォーマンスは悪いです。

初期費用(事務手数料や保証金)がかかるため、1ヶ月だけ借りると割高になります。短期利用なら、初期費用が安い「加瀬」や、初期費用0円の「キュラーズ」の方がお得になるケースが多いです。

Q3. 滞納するとどうなりますか?

A. 保証会社から連絡が来ます。

うっかり引き落としができなかった場合、保証会社(パルマ等)から督促の連絡が入ります。それでも支払わないと、鍵をロックされ、最終的には契約解除・強制退去となります。また、信用情報(ブラックリスト)に傷がつく可能性もあるため、口座残高には注意してください。

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